キラめく堕天使
アメシスはつぶやきながら起き上がった。
「ついたみたいだけど、ゴブリンの城」
「そうね」
振りあおいだ。
低い天井。
薄暗い部屋。
とにかくここは、何ににも使われていないようだった。
向かいの小さな戸口から出た。
そこは空洞で、さらに光の届かない暗い通路に続いていた。
「あたし、もうちょっと休んでいた方が良かったかも」
ゴブリンにつかまったっときのことを思い出したのか、アメシスは身震いをした。
「休んでていいよ」
「て、今人型になったばかりなのにまた、石になれるわけないじゃないの」
そんなこと言われても、オレはそんなの知らない。
「とにかく一緒に来て。アメシスは発光してるから、暗闇を歩くには必需なんだから」