キラめく堕天使
「ひどい!!あたしをランプの代わりくらいにしか思ってないのね」
「そんなことはない」
真顔で言うと、アメシスな可愛い顔が赤らんだ。
オレは何だかそれがおかしくてからかいたくなった。
「君はゴブリンに狙われるほどキレイな宝石だ」
アメシスの目から、明らかに失望が見て取れた。
何を期待してたんだ?アメシスは。
オレはただの人間なのに。
それもフィックスの体を借りているだけの。
もしかしたら、突然、フィックスの本領発揮とばかりにアメシスのこと頭からバリバリ食べてしまうかもしれないのだ。
何気なくそう考えて、怖くなった。
確かに、オレはフィックスの中にいる。
というより、この中に他の人格がいるのを何度も感じた。
それはオレの意識よりも強くて、オレの意識なんかいつでも食い尽くしてしまえるんじゃないかと思った。
そのチャンスを、このフィックスはうかがっているだけなのだ。
オレはそう考えてぞっとした。