キラめく堕天使

 長く暗い真っ直ぐな、道。

 それなのに、アメシスは通ったことがあるような確かさで、歩を進めていった。

 多分自分が淡く輝いているせいなんだろう。

それで、歩くべき道が見えるのだ。

 アメシスが振り返った。

「何?」

「階段」

 左手に、階段が見える。

「覚悟はいい?」

 アメシスは言った。

 オレは手の中に、赤い石を呼び出した。

 手の中に、粒の感触。

 アメシスが振り返って、オレの手を開いた。

「誰かをヒーリングする気?」

 そこには紫色の塊があった。

< 178 / 212 >

この作品をシェア

pagetop