キラめく堕天使

 また、オレは、違うものを。

 オレは苦笑いをして、赤い塊を取り出した。

 それを左手に、右手には剣を取り出した。

「これで、いい?」

 アメシスは深い紫色の目でオレを覗き込んだ。

 キレイなアメシス。

 アメシスって何なんだろう。

 何者かに力を注ぎ込まれた、石だと言った。

 言うならば、アメジストの精、なのか。

 それなのに、天使に戻ったエレナにも劣らないほどの美貌と可愛さだ。

 魔界の者というのは、みんなこんなにキレイなんだろうか。

 アメシスは階段に足を触れずに、トンと飛び上がった。

 その途端、羽根が背中に現われて羽ばたきを始めた。

 パタパタと音を響かせて、その体を浮いた状態に保っている。

「そうか、アメシスは飛べるんだった」

「そうよ。階段、がんばって登ってね」

 
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