キラめく堕天使
「どうしたの?」
アメシスはすぐに気付いて振り返った。
「キツい?」
オレは素直に頷いた。
「けど、そうじゃない」
オレは、ここで立ち止まっていたかった。
何も変えたくない。
苦しんでいるジュランのことを思うと、そういう訳にいかないのだと思い直させる。
けれど、ここから先へ進んでしまうと、何かが決定的に終わるのだ。
それは、オレが終わらせるから。
アメシスの光は、正面の木製の扉を照らしていた。
ここが終点。
たどり着くべき場所。
アメシスが、訪ねるように首をかしげた。
オレは、それを無視して彼女を押しのけると、扉を開いた。