キラめく堕天使

「私を倒せる?」

 何を!?

 オレがアルフェに一歩近づくと、ジュランを取り巻いているいばらが、きゅっとしまって、彼女の肌に棘が食い込んだ。

 オレは思わず足を止めた。

 アルフェが面白そうにオレを見ている。

「そうそう、いい子ね。

よく気がついたわ。今の私には、ジュランをここから苦しめることが出来るのよ。

私に近づいたら、ジュランを引き裂いてやる」

 そんな。

 これでは近づくことが出来ない。

 そして、近づかなければ、ジュランを助けることが出来ない。

 いきなりジレンマの中に落とされた。

 これなら、剣を振りかざして戦った方がずっといい。

 オレは剣を下げた。

 そうするしかなかった。

 どうしたらいい?

 オレは左手の人差し指の、曲げた関節をかじった。

 
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