キラめく堕天使

右手から、剣を落とした。

岩で出来た床に当たって、その金属はガランと、音を立てた。

「アルフェ?そうだね。今の君はとてもキレイだ」

 オレは彼女に近づいた。

 アルフェが動揺したのか、頭の中のジュランが揺らいだ。

「何を!?」

 アルフェは叫んだ。

「中性体?こんなキレイな生き物は始めて見たよ」

 オレがこの姿で言う言葉には、毒がある。

 甘くてかぐわしい毒。

 オレにも、このフィックスのキレイな身体の使い方が、分かってきたようだ。

 彼女の大きな茶色の瞳を覗き込んだ。

 口元に笑みを浮べる。

「オレが、キレイな君に何かすると思う?」

 アルフェの目が、とろりと蕩けた。

 
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