キラめく堕天使

石が昇華するように、紫の濃い霧となって、アメシスの首に回り込んだ。

 不自然に曲がっていた首が、元に戻り、土気色だった彼女の顔に、赤みが差した。

 それから霧は、彼女の傷口をなめ、ゆっくりとその傷を塞いでいった。

 相当深い傷らしい。

 紫の霧は、アメシスの傷の奥に先ず入り込み、そこから再生させてゆく。

奥からゆっくりと、傷が塞がってゆくのだ。

 いっぱい取ったハズのアメジストは、アメシスの傷を全部キレイに治すのには足りなかった。

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