キラめく堕天使

 けれど、傷は浅くなり、アメシスも意識を回復した。

 震えるまぶたをゆっくりと開くと、キレイな紫色の瞳でオレを見た。

「ピアスは?取り返せた?」

 まだ、だった。

「君は大丈夫?」

 アメシスが頷いたので、彼女をそっと寝かせたまま、アルフェの方へ向いた。

 アルフェの身体は、まだそこにあった。

 その存在を消し去ることは出来なかったらしい。

 おそらく、攻撃用のガーネットの力が弱かったのか、アルフェの魔力の方がそれを上回っていたのだろう。

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