荊姫~第二章~
「っ誰だ!!」

「(ヤバイッ!!)」

ユキは直ぐ様しゃがみこんだ

「そこにいるのはわかってる……姿を現せ」

殺気のこもった声で

男は言った

その殺気にユキは身を震わせた

「……今すぐ出てこないと殺す」

ユキは顔から血の気が引いていくのがわかった

ザリ、と音がして

男がこちらを睨み付けている気配がした
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