グリンダムの王族
そして笑みを浮かべる。
どうしようもない想いが込み上げてきて、リズは両腕を延ばすとカインの首に抱きついた。
その温もりを確かめるように、ただ夢中でしがみつく。
「寂しかったです、、、!」
堰を切ったように言葉が溢れ出した。
「カイン様が居ない間、、、寂しかったです。
寂しくてたまらなかったです、、、。
カイン様、、、!」
リズの体をカインの腕が固く抱きしめる。
まるで子供のように泣くリズをカインはしばらく何も言わずに抱いてくれていた。
その手は絶えず優しく髪を撫でる。
泣き続けるリズをなだめるように。
どれくらいそうしていたのか分からない。
涙が落ち着くにつれ、徐々に気持ちの方も落ち着きを取り戻していく。
思い切りしがみついていた腕を緩め、そっとカインの体を離す。
それに気付いたカインも顔を上げる。
目を合わせると、カインの手がそっとリズの頬に触れた。
その指で涙の跡をなぞる。
「何か、あった、、、?」
心配そうなカインに、リズはにっこり微笑んで見せると首を振った。
言う必要もないと思った。
カインのもとに居れるなら、もう他に望むことはない。
カインは納得がいかなそうだったが、それ以上は聞かなかった。
2人はまた黙って見詰め合うと、やがてどちかからともなく唇を重ね合った。
優しい口付けを交わしながら、リズは思っていた。
アーノルドに襲われそうになったあの時、声を出せないように口を塞がれた。
とても怖かったけど、でもよかった。
そのおかげで唇を汚されずにすんだから。
カインの口付け以外、知りたくないから。
唇が離れると、リズはそっとカインの胸に顔を埋めた。
どうしようもない想いが込み上げてきて、リズは両腕を延ばすとカインの首に抱きついた。
その温もりを確かめるように、ただ夢中でしがみつく。
「寂しかったです、、、!」
堰を切ったように言葉が溢れ出した。
「カイン様が居ない間、、、寂しかったです。
寂しくてたまらなかったです、、、。
カイン様、、、!」
リズの体をカインの腕が固く抱きしめる。
まるで子供のように泣くリズをカインはしばらく何も言わずに抱いてくれていた。
その手は絶えず優しく髪を撫でる。
泣き続けるリズをなだめるように。
どれくらいそうしていたのか分からない。
涙が落ち着くにつれ、徐々に気持ちの方も落ち着きを取り戻していく。
思い切りしがみついていた腕を緩め、そっとカインの体を離す。
それに気付いたカインも顔を上げる。
目を合わせると、カインの手がそっとリズの頬に触れた。
その指で涙の跡をなぞる。
「何か、あった、、、?」
心配そうなカインに、リズはにっこり微笑んで見せると首を振った。
言う必要もないと思った。
カインのもとに居れるなら、もう他に望むことはない。
カインは納得がいかなそうだったが、それ以上は聞かなかった。
2人はまた黙って見詰め合うと、やがてどちかからともなく唇を重ね合った。
優しい口付けを交わしながら、リズは思っていた。
アーノルドに襲われそうになったあの時、声を出せないように口を塞がれた。
とても怖かったけど、でもよかった。
そのおかげで唇を汚されずにすんだから。
カインの口付け以外、知りたくないから。
唇が離れると、リズはそっとカインの胸に顔を埋めた。