グリンダムの王族
婚儀を終えたファラントの王子と王子妃は、その後も接点のない生活を続けていた。
セシルは少しの間大人しくしていたが、やがて限界が来た。
ある日の朝、侍女が王子妃の部屋を訪れると、セシルはすでに着替えていた。
彼女の格好はいつもの美しいドレスではなく、シャツにズボン、長いブーツ。
手には立派な剣を携えていた。
「セシル様、、、」
侍女が目を丸くして彼女を見ている。
セシルは「おはよう」と言いながら侍女の隣を通り過ぎた。
「朝の運動しに行ってくるわ」
セシルは足早に部屋を出て行った。
城の広い裏庭に出ると、騎士の鍛錬場へと向かう。
グリンダムでそうだったようにそこではすでに騎士達が整列していた。
これから稽古が始まるらしい。
セシルはゆっくりと彼らに近づいていった。
セシルが近づいてくることに気づいた騎士が1人また1人と彼女に目を向けた。
やがて隊長もその視線に気づいて振り返る。
「おはよう。
あなたがこの騎士隊の隊長?」
セシルは隊長の側に来ると、そう聞いた。
隊長は短いプラチナブロンドの背の高い男だった。
目はライトブラウンで、雰囲気からして年齢は30代と思えた。
男は怪訝な顔でセシルを見ていたが、やがて彼女の首につけられた紋章に気づき、彼女自身がつい先日嫁いできた王子妃であるということに気づいた。
それほど時間をかけないと分からないほど、彼女の容貌はいつもと違っていた。
隊長は慌てて敬礼した。
セシルは少しの間大人しくしていたが、やがて限界が来た。
ある日の朝、侍女が王子妃の部屋を訪れると、セシルはすでに着替えていた。
彼女の格好はいつもの美しいドレスではなく、シャツにズボン、長いブーツ。
手には立派な剣を携えていた。
「セシル様、、、」
侍女が目を丸くして彼女を見ている。
セシルは「おはよう」と言いながら侍女の隣を通り過ぎた。
「朝の運動しに行ってくるわ」
セシルは足早に部屋を出て行った。
城の広い裏庭に出ると、騎士の鍛錬場へと向かう。
グリンダムでそうだったようにそこではすでに騎士達が整列していた。
これから稽古が始まるらしい。
セシルはゆっくりと彼らに近づいていった。
セシルが近づいてくることに気づいた騎士が1人また1人と彼女に目を向けた。
やがて隊長もその視線に気づいて振り返る。
「おはよう。
あなたがこの騎士隊の隊長?」
セシルは隊長の側に来ると、そう聞いた。
隊長は短いプラチナブロンドの背の高い男だった。
目はライトブラウンで、雰囲気からして年齢は30代と思えた。
男は怪訝な顔でセシルを見ていたが、やがて彼女の首につけられた紋章に気づき、彼女自身がつい先日嫁いできた王子妃であるということに気づいた。
それほど時間をかけないと分からないほど、彼女の容貌はいつもと違っていた。
隊長は慌てて敬礼した。