グリンダムの王族
「ちょっと、クリス、、、」

「もっと聞かせて、、、」

言いながらクリスの唇が胸に移動する。
先ほど刺激を受けた部分を今度は口に含む。

セシルはビクンと体を震わせた。

「あっ、、、」

どうしても声が出てしまう。
セシルはそんな自分に驚いていた。

慣れとは恐ろしい。
いや、もしかしたら、今この場所のせい?
セシルはそんなことを考える。

こんなこと外でしたことなんて流石に一度も無い。

「クリス、だめ、、、やめて、、、。
こんな所で、、、」

久し振りの快感に酔いながら、弱々しく、全く説得力の無い言葉を吐く。

「やだ。やめない」

思ったとおりの答えが返ってくる。
我侭で強引なクリスも、今だけは悪くないかもしれない。
セシルはそんなことを思いながら、「誰も来ない、、、?」と小さく問いかけた。
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