グリンダムの王族
翌日、ファラント国の一行は帰国の予定だった。
だがその前に、再度朝に議会に出席をと言われている。
クリスはきっと昨日と同じ話をまた繰り返すのだと感じた。
昨日、自分の言葉に宰相はあの後狼狽しつつ、
「クリス王子。王に確認したとしても答えは変りません。
あのような言動はグリンダム王の怒りを買います。
どうか、、どうか、、、ご自重ください」
と言っていた。
だが、そんな言葉はクリスの気持ちを変えられそうになかった。
今朝も議会に向かいながら、宰相がしきりに横でクリスを説得している。
クリスはその言葉に首を振った。
そして最終的には、「うるさい!もうそれ以上言うな!俺はこの話は王とすると決めてるんだ!」と怒鳴って止めた。
あまり好ましいことではないが、最終的には権力にものを言わせるしかない。
クリスが説得しなくてはいけないのは、あとは自分の父と母だけだと思っていた。
宰相は困ったようにクリスを見ていたが、諦めたようにため息をついた。
2人は騎士に案内され、議会の部屋に入ると席についた。
王はまだ来ていないようだった。
王の席の隣に、王弟カインとセシル姫が座っている。
なにやら小声で話をしているようだ。
クリスは彼等から目を背けると、じっと王の到着を待った。
だがその前に、再度朝に議会に出席をと言われている。
クリスはきっと昨日と同じ話をまた繰り返すのだと感じた。
昨日、自分の言葉に宰相はあの後狼狽しつつ、
「クリス王子。王に確認したとしても答えは変りません。
あのような言動はグリンダム王の怒りを買います。
どうか、、どうか、、、ご自重ください」
と言っていた。
だが、そんな言葉はクリスの気持ちを変えられそうになかった。
今朝も議会に向かいながら、宰相がしきりに横でクリスを説得している。
クリスはその言葉に首を振った。
そして最終的には、「うるさい!もうそれ以上言うな!俺はこの話は王とすると決めてるんだ!」と怒鳴って止めた。
あまり好ましいことではないが、最終的には権力にものを言わせるしかない。
クリスが説得しなくてはいけないのは、あとは自分の父と母だけだと思っていた。
宰相は困ったようにクリスを見ていたが、諦めたようにため息をついた。
2人は騎士に案内され、議会の部屋に入ると席についた。
王はまだ来ていないようだった。
王の席の隣に、王弟カインとセシル姫が座っている。
なにやら小声で話をしているようだ。
クリスは彼等から目を背けると、じっと王の到着を待った。