グリンダムの王族
食事の後、セシルは「私はこの後稽古があるの」と言った。
リズは午後ずっとセシルと過ごすと思っていたので、意外に思って目を丸くした。
そんなリズの気持ちを察したのだろう。セシルはクスッと笑った。
「部屋で1人になってゆっくり休んで。
少し気を抜く時間が必要みたいよ。疲れた顔してるわ」
リズはその言葉に胸が熱くなるのを感じた。
彼女は自分のために、午後の予定を中止させてくれたのだ。
セシルはリズの背に手を添え、部屋の扉に導くように歩いた。
「侍女が部屋に居て落ち着かないと思ったら、”さがっていいわよ”って言えば居なくなるから。
勉強が面倒だったら”頭がいたい”とかいってサボればいいし、何も頑張る必要ないのよ」
「、、、ありがとうございます、、、」
リズは心からセシルに礼を言った。
生まれた時から王族として生活する姫。
その気苦労はリズが感じているものの比ではないに違いない。
彼女は誰よりも今、リズの気持ちを分かってくれている。
扉の前で足を止める向き合って立つ。セシルは穏やかに微笑んでいた。
「なにかしたいこととか、欲しいものとかあったら、カインに言うといいわ。
少し我侭言ってもいいのよ。相手はカインなんだから」
そしてクスッと笑うと、「ラルフにはダメだけど」と付け足した。
リズはその言葉に微笑みを返した。彼女の優しさが身にしみて感じられた。
怖くて仕方が無かった”王族”の印象が、リズの中で少し変わった気がした。
「今日は、本当にありがとうございました。とても気持ちが楽になりました」
セシルはその言葉に嬉しそうに微笑んだ。
リズは午後ずっとセシルと過ごすと思っていたので、意外に思って目を丸くした。
そんなリズの気持ちを察したのだろう。セシルはクスッと笑った。
「部屋で1人になってゆっくり休んで。
少し気を抜く時間が必要みたいよ。疲れた顔してるわ」
リズはその言葉に胸が熱くなるのを感じた。
彼女は自分のために、午後の予定を中止させてくれたのだ。
セシルはリズの背に手を添え、部屋の扉に導くように歩いた。
「侍女が部屋に居て落ち着かないと思ったら、”さがっていいわよ”って言えば居なくなるから。
勉強が面倒だったら”頭がいたい”とかいってサボればいいし、何も頑張る必要ないのよ」
「、、、ありがとうございます、、、」
リズは心からセシルに礼を言った。
生まれた時から王族として生活する姫。
その気苦労はリズが感じているものの比ではないに違いない。
彼女は誰よりも今、リズの気持ちを分かってくれている。
扉の前で足を止める向き合って立つ。セシルは穏やかに微笑んでいた。
「なにかしたいこととか、欲しいものとかあったら、カインに言うといいわ。
少し我侭言ってもいいのよ。相手はカインなんだから」
そしてクスッと笑うと、「ラルフにはダメだけど」と付け足した。
リズはその言葉に微笑みを返した。彼女の優しさが身にしみて感じられた。
怖くて仕方が無かった”王族”の印象が、リズの中で少し変わった気がした。
「今日は、本当にありがとうございました。とても気持ちが楽になりました」
セシルはその言葉に嬉しそうに微笑んだ。