空色


『HOHか。』

独り言を呟いて、僕は出かける準備をする。

チケットは二枚あったが、今から誰かを誘う気にはなれなくて、一人で会場に向かった。

会社から帰ってきたのが少し遅かったのもあり、家を出る時には開場時間を過ぎていた。

「まぁ、最初は前座のバンドが演奏して、トリは最後だろうし。」

そう思って、僕は焦ることもなく家を出た。




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