アリス部☆★
「僕さ、女の子に可愛って言われててモテたことは・・・ないんだよー。」

そりゃそうだと納得できる理由。

「でもね、そーちゃんはモテるんだよー?」

松川君はとっても大人ぽい顔立ち。

モテそうな気がする。

「へぇ~、2人とも苦労してるんだねー。」

希美は、うんうん言いながら聞いていた。

「あ、涼介君は涼ちゃんね!」

「えっ、ちゃん付けですかぁ?!」

「いいじゃん、涼ちゃんで♪」

「まーいっか、じゃあ僕は希美ちゃんのことのんちゃんって言うね?」

「のんちゃん?いいよー!」

「私は、優木君って呼んでいいかな?」

さすがに、ちゃんは呼びにくいかも・・・・なんて。

「いいよー、僕はなんて呼べばいい?」

「え、なんでもいーよ!」

「じゃ、優ちゃんで!」

「分かったw☆」

さっそく、男友達もできちゃったり。

「松川君は、どうする?」

えっ、ほへ?

「僕は、そーちゃんだよ♪」

そ、そーちゃんか。

「私は、奏君って呼ぶよ。」

「じゃあ、私は奏真君ね。」

下の名前で男の子を呼ぶのはあまりなかったから。

「あぁ、じゃあよろしくー。」

という訳で友達が2人増えました(笑)

優木君と奏真君。

自己紹介も終わって、ちょうど先生が教室に入ってきた。

「出席とっちゃいまーす。」

なんか、先生ノリノリだなぁー。

「先生、席はこのままでいいんですか?」

1人の生徒が聞く。

「あー、はい。めんどくさいですし、落ち着くまではこれで!」

ヤッターとみんな騒ぐ。

「では、まず自己紹介してもらいまーす!」

・・・とみんなすっごく盛り上がってます。

優木君が出ると「かーわいっ!」という声が

奏真君が出たとたん「きゃーーっ!」と声をあげる女子。

男子は、なんとも普通だった。

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