アリス部☆★
「う、うぇーーん!」

「ここで、泣くなぁーーっ!」

私の頭を撫でる希美。

「ひっく・・・。」

こんなんじゃ、学校行けない。

「今日は、学校行けないよぉー。」

_パシ

私の腕を掴んだ。

「ちょっと来て!」

「え・・・?」

そのまま私が後ろに乗って走った。

どこ行くんだろう??

_ガシャ

自転車を止める。

「こ、ここ・・・。」

め、メイク用品てんじゃぁぁぁんw!

買うの、いやそんなお金持ってないし。

「お姉ちゃん、ちょっとドレッサー借りる♪」

「・・・・は!?」

お、お姉ちゃん?

「あっれ、のぞー。久しぶりねー。」

そこには、希美に似た美しい女性が立っていた。

スラリとして、オシャレな格好。

「あ、あれは私の姉の春実。」

「はじめましてっ!」

「いやー、可愛い子じゃんw。」

って、そんなことはまた今度で!

「それどころじゃないのよ、ちょっと目を見て!」

「どれ?・・・・あっらー。」

い、いやぁ。

恥ずかしいなぁー。

「どれどれ、一肌脱いじゃおうかなー?」

「さ、こっちに座って!」

そう言われ、私はドレッサーに座る。

「のぞ、タイムリミットは!?」

「ははっ、あと10分です隊長!」

「では、行くぞーーー!」

私の前髪をカチューシャで上げた。

ファンデーションやマスカラ。

アイペンシルも使っていた。


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