天然姫様と秘密の王子様




爽汰くんの顔は、あまりにも悲しそうで。


私は抵抗をしなかった

ううん、しなかったんじゃなくて出来なかったんだ





「遥早ちゃん…行かないで」



「僕、行って欲しくない」



「あいつのせいで、壊されたくない」





呪文のように爽汰くんは、言葉を出していく



爽汰くんは何を言っているの?


行ってほしくないって…




目が合ったまま、私たちが動かずにいると


柳城くんが獲物を捕まえるような目で近づいてきた




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