天然姫様と秘密の王子様




…バレないように外に出ると

月に照らされた海が広がっていた




夜だから黒いけど

光が当たったところは、少し青くて

昼見た時とはまた違って、凄いキレイだった。





そんな中、キョロキョロと私は柳城くんを探す



すると砂浜にある折れた木に座っている人影が見えた


あれ、だよね…





静かに近づくと、やっぱり柳城くんだった




「柳城くん」



「あ、来たか。ごめんな、呼びだして」



「ううん」




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