君の隣に~ヤンキーの娘の恋物語~
後ろから紫音の「おい!ヒロまでどこ行くんだよ!」的な声がしたが、そんなことに反応してる暇なんてない。
なんていうか、由姫ちゃんのこととなると必死なんだよ。
なりふりなんて、かまってられねーんだよ。
「天雅ー!」
がむしゃらに校内走り回ってたら、
「あ、ヒロ。」
いた。
「こんなとこに…って、」
俺は、目の前の光景に目を疑った。
天雅の隣にちょこんと座っているのは、紛れもなく由姫ちゃんで、その由姫ちゃんの頭を天雅が撫でているのも、紛れもない事実で……。
「何やってんの?」
俺はこの台詞を言うのが精一杯だった。