蒼い太陽
「さて、そろそろ戻るとするかな。半身では行動に限界がある。


またきっと会う事になるだろう。


それでは、またな」


ニッと笑ってゼオは亀裂の中へ消えていった。


亀裂が完全に閉じると、そこには急に元の静けさが戻った。


辺りは瓦礫だらけとなっていた。


フィリシアは座ったまま動かないユウのそばへ駆け寄った。


「すみません、この部屋を壊してしまった。


あの…怪我はない?」


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