呪われた学校
女の人は、美羽というらしい。
「私は、早乙女梨莉花(さおとめ りりか)宜しく」
私は、簡単に自己紹介した。
「ウフフッ知ってるわ、早乙女梨莉花さん、今日は忘れ物を取りに来たのよね?」
美羽は見透かしたように言った。
「えっ!どうして知ってるの?」
私は、美羽に聞いた。
「私、人の観察が好きなの、だから今日、あなた達が来るのは、分かってたわ」
美羽はサラリと答えた。
「じゃあ忘れ物してたのも分かってたってこと?」
私は、美羽に聞いてみた。
「うん!もちろん!」 美羽は、楽しそうに言った。
「じゃあ最初から言えよ・・・」
私は、心の中で思った。
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