紅い月
私はそう言って再度襖に手を掛ける。





すると後ろで何かが動く気配がして咄嗟に刀に手を添え後ろを振り返る。








「ふっ、なかなかいい動きじゃねぇか。」






「なんの真似だ。」








後ろにいたのは煙管を口にくわえ不適な笑みを漏らした土方が立っていた。






「お前、一番隊に入ってみねぇか?」









「だからっ!!」







「凛殿、君に何があったかは聞かない。ただ何も考えず私たちの事を信じては貰えないだろうか?」







近藤はそう言って私の瞳を射るように見つめる。











< 10 / 400 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop