紅い月
「なっ!!「結構だ。」






土方の言葉に被せてそう言い私は立ち上がり襖に向かった。







「凛殿っ!!何故だっ!!ここに入れば我々の長人についての情報も入るし何より君は女子(おなご)なんだ。君が手を汚さずとも我々で君の両親の仇をとれる。」






襖に手を掛けた時近藤がそう言った。








「何故?そんなの決まっておるだろう。私は自分の手で仇を打ちたい。それを手助けなど。」









「けれどっ!!」






「私はっ!!・・・私はもう二度と自分以外の人間は信じないっ!!私一人の力で両親の仇を取ると六年前に決めたのだっ!!」







しん・・・・







部屋に嫌な静寂が訪れた。







「・・・失礼する。」










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