紅い月
そんな声と共に現れたのは最後尾にいた芹沢だった。





「テメェ等俺たちを誰だと思ってやがる?」






「なっ!!我々をテメェ等呼ばわりとは無礼極まりない!!」






男はそう言って顔を真っ赤にして怒り芹沢に持っていた槍を突きつける。





「っ!!」




周りから息を飲む音が聞えた。



「ふっ・・・」






「何がおかしいっ!!!」





笑った芹沢に対し怒った男はコレでもかというくらい槍を突きつけ喉元を斬りつけようとした。







バシンッッ






「無礼であるぞっ!!我々は壬生浪士組!!今回は松平容保様の命でここまでやって来たのだぞっ!!」












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