紅い月
依岬がこちらに目を向ける。



「知っている。吉田を殺したのは私だからな。」




そう、アイツはこの手によって死んだ。




「それはほんまか?アイツも結構な腕・・・」




龍馬は目を見張った。





「リョーマさん。コイツは吉田さんより強いですよ。昔からね。」





依岬の言葉で昔の懐かしい記憶が蘇る。





「いつも私に負けていたな。」





「あぁ、今はどうだか分からないがな。」




依岬はそう言うとニヤッと笑う。














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