魔女のカウントダウン☆

あたしは、首を横に振った。掴まれた腕を振りほどこうともがく。
『話って何?話す事なんか何もないよ!!』


『める、降りて話をしてきな!』
歩夢が、言った。
続いて、加奈が言う。
『…あたしもそう思う』

『める…わたし達、ここで待ってるから』

美紀が、あたしのもう一方の腕を引いた。
車外に出ると、幸也があたしの手を引いて歩き出す。

『ちょっと、どこに行くのよ』
幸也の背中に話しかけたけど、彼は無言で手を引きながら、ひたすら歩いて行く。
やがて、車から距離を置いた場所で手を放すと、振り向いた。


強く掴まれていた手をさすりながら幸也を見上げる。
『あのさ…』

幸也が、口を開いた。


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