魔女のカウントダウン☆

『かっ、母さん、幸也君の前で、そんな昔の事を…』
父親が、なだめるように母親の肩を抱く。

『だって…本当に苦しかったんですもの…』


『許しておくれ、今はお前だけだよ…』


『貴方…』


『お前…』


見つめ合う2人


段々と近づく唇の距離


『おっ、おじゃましましたあーっ!!』


俺は、慌てて玄関扉を閉めた。


志賀のホテルでも思ったが、あの両親の仲の良さは、半端じゃない!


めるが、愚痴るのも解る気がするが…やはり、何歳になっても仲が良いと言うのは、うらやましい限りだと思った。


・・・ってか、そんな事思ってる場合じゃない!
早く、めるを探さなきゃ!!
俺は、車に乗り込み、キーを回した。


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