魔女のカウントダウン☆
『まあまあ…喧嘩は辞めようよ』
あたしはお互いにソッポを向き合う2人を、なだめながらまた幸也に寄り添う。
『める…お前が話を振ったんだろ?』
幸也はそう言ったが、気にしない。 ってか気にならない。 あたしが幸せだから・・
幸也の腕に絡み付くあたし
『める…運転しずらいって…』
引き抜こうとする。
『うふふ…ダメダメ 逃がさない』
あたしは満面の笑みを浮かべて、しがみついた。
高速に乗って間もなくすると、前を走る雅彦の車がウィンカーをあげて、パーキングエリアに入った。
続いて幸也もウィンカーを左に倒す。
パーキング内に車を停めると
『ジュース何飲む?』
雅彦が車から降りて、あたし達に訊いた。
『あっ、俺達も行くから』
ドアを開け車外に出る幸也と哲太
続いて、あたしと加奈も車から降りた。
幸也が振り返る。
『トイレ行っとけよ!これ過ぎたらノンストップだからな!』
『はいはい』
あたしと加奈、雅彦の車に乗ってる歩夢と美紀
4人でトイレに行く。