魔女のカウントダウン☆
加奈の声だ。
『どうした、眠れないの?』
振り返るあたし

『うん…あのさ、少しだけ外に出て話さない?』

『いいよ』

見ると、哲太もぐっすりと眠っているようだ。
あたしは頷いて、加奈と共に車外に出た。

哲太と加奈は、あの喧嘩以来、一言も口を訊いてない。多分、加奈が眠れないのはそのせいだろう。
あたしは、近くの自販機で温かいコーヒーを2つ買うと『ほい』と言って加奈に渡した。
『有り難う』受け取る加奈
『で、どうする、これから?』
あたしは訊いた。
せっかくのスキー旅行に喧嘩したままじゃ詰まらない!そう思ったんだ。

『うん… 仲直りしたいと思うけど、あたしも意地っ張りだから、素直に謝れないんだよね 』

『って言うより、そろそろ、貴女達の関係をはっきりさせた方がいいんじゃないの?』

『うん…解ってるよ。この一年、哲太に会う度にそう思ってきた。…ずっと、哲太からの言葉を待ってたんだ』

『愛してるって?』

『うっ、うん…まあ そんな感じ…』

『加奈は、哲太の事 好きなの?』

『なっ 何とも思ってない男と頻繁に会ったり、寝たりしないでしょ?』
加奈が恥ずかしそうに下を向く。
< 270 / 302 >

この作品をシェア

pagetop