魔女のカウントダウン☆

美紀の気持ち


部屋に入ると、あたし達はカウントダウンパーティーに顔を出すのか、出さないのかで、議論した。
加奈が壁を、拳で叩く。
『だけど、なんか悔しくない? あいつらなんて、女連れて、ヘラヘラ笑ってるんだよ?』

『そうだよね〜 せっかく来たんだし、あいつらなんて気にしないで楽しくやろうよ!』

歩夢がベッドから、立ち上がった。

あたしは、立ったまま壁に凭れかかり、クローゼットから、パーティー用のドレスを取り出している美紀を眺めていた。

『美紀は、行くの?』

訊いてみる…。


『勿論、行くよ』


美紀は、そう言うと バスルームへと、姿を消した。

あたしはと言うと、ドレスアップしたものの、最後迄決心がつかずに、部屋の中をうろうろと歩き回るだけだった。

その時


『める、行くよ』


歩夢があたしの手を引いた。


< 84 / 302 >

この作品をシェア

pagetop