姪は叔父さんに恋してる


「助け、た……?この男がか…?」


私は頷く。
何度も、何度も頷いて、


「お父さん…、いつまでも叔父さんを否定しないで…。
叔父さんが幼い私に欲情したのは、私を辱めたかったからじゃない…。私を愛していたからだよ…。」

その証拠が、この怪我。
欲望以上の感情を抱いていない人のために、ここまで出来ないでしょう?


そして、それよりも、叔父さんは優しいから。
優しいから、お父さんが尚も拒絶するなら…認めようとしないなら、叔父さんは本当に私から離れてしまうかもしれない。

そんなの、私は信じたくない…。


「…これ以上、私から叔父さんを取り上げないで…。」


私の声に最早気迫は無く、弱々しく成り下がった言葉はただのお願いでしかなかった。

お願いだから、分かって。
私から叔父さんを取ったら何も…、何も残らないの。


それほど私は、叔父さんだけを盲信して―――。


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