姪は叔父さんに恋してる


目を瞑り、私の望む答えを待つ。
明確にどれ、なんて分からないけど、私と叔父さんが一緒にいられる答えが欲しい。

今までこんなに、親に真剣に自分の気持ちを伝えたことなんてなかった。


お父さんは狼狽えていた。
汗を滲ませて、唇を薄く開けて。
いつも堅固な態度を取るお父さんからは、想像もつかないくらい。

そんなお父さんの唇から、か細い声がもれる。


「………昔から………。昔からだ………。」


「あなた…?」


ふらふらとして倒れそうになったお父さんの肩を、お母さんがそっと支える。


「両親の気持ちを…お前は何一つ分かろうとしない…。父さんが、母さんが…これまでどんな気持ちでお前を護ってきたと……。」


「……………。」

分かるよ。

お父さんの必死さは、よく伝わった。
私は、一人娘だもんね。
こんなに想われてるなんて、私は幸せ者なのだと思う。


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