みひつの天然色


欠席のハズの透夜は、それからずっと保健室で眠っていた。

あたしは授業が終わると、すぐに様子を見に行った。

二つあるベットの一つは空っぽで、一つにはカーテンがひかれてある。

その隙間からそっと覗くと、透夜が見えた。

「透夜?」

そっと声をかけると、透夜はパッチリと目を開けてこっちを見た。

< 96 / 102 >

この作品をシェア

pagetop