【短編】鐘の音が聞こえる
目を覚ますと、自分の部屋のベッドの上だった。



カーテンが少しだけ開いていて、月の光が柔らかく差し込んでいた。



夢…?



新しい恋…?



私はゆっくりと体を起こした。



目には涙が…



私は涙を拭い、窓を開けた。




凛とした冷たい空気が頬をかすめる。




そして、月に誘われたかのように、部屋を飛び出した。










向かった先は



夢が教えてくれる



走って
走って
走って………






お願い




私をひとりにしないで…!








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