君はまた僕を好きになる。
「いってらっしゃい」
と見送るあたし。
部屋にポツンと1人取り残され
なんだか急に寂しさに襲われたみたいで
気づけば、敦史の部屋の前に立ち
ドアノブを握りしめ
カチャン…とドアを開けた…。
大人の男の人の匂い…
敦史の…匂いだ…
後ろ手にドアを閉めて背中をドアに付けながらペタンと床にしゃがみ込んだ。
膝を抱え込むように座り目を閉じてスーと息を吸った。
どうしてなのか分からないけど
こうすると何故か寂しさがどこかにいって消えていくみたいで…
どうしてそんな気持ちになれるのか
自分でも分からない…
ただ…説明の出来ない想いが心の奥でゆっくりと動き始めている事だけは
やはり…確かみたいだ…。