君はまた僕を好きになる。

その時…


「優香ちゃん。」


ふと、男の声で名前を呼ばれて下を向いていた顔を上げたら


「直人…くん?」


そこには

「久しぶり、元気?」と優しい笑顔で笑う直人くんがいた。


「うん。元気…、ホント久しぶりだね…えぇ~と…」


頭の中で
何か大切な事を
忘れていたような気がして…


一生懸命
思いだそうとした…


ら…



「あっ!」


思わず、大声を出してしまい、店内の注目を一斉に集めてしまい


頬が一気に赤く染まった…。



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