君はまた僕を好きになる。

部屋の中に入っても、敦史は何1つ肝心な事は話そうとしないまま

キッチンで2人分の珈琲を淹れ
テーブルの上に置くと、ずっと立ち尽くしたままでいるあたしに

「立ったままでいないで座ったら」と、まるで、何事もなかったように振る舞い

「腹減ったな。
チャーハンでも食べるか?」


と言うと


無言で冷蔵庫から玉ねぎを取り出すと包丁を使って器用に皮を剥き始めた…。



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