君はまた僕を好きになる。

「どうかした?」

「うぅん。何でもない。家は、桜井町なんだ。ここからじゃ、ちょっと遠いし…
いいよ、あたし自分でなんとかするから」

とにかく、初対面の人に迷惑かけたくなくて断ろうと決めたあたしに


「いいよ、おれも桜井町なんだ。同じ方向なんだから、気にしないで」という彼。




結局、流れに流されて、彼と一緒にタクシーに乗ってしまった。




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