君はまた僕を好きになる。

「ねぇ、優香」

沈黙を破り愛理が話し始めた。


「なに?愛理」



「敦史さんって、一体何者なの?」



「へっ?」


余りの唐突な質問に気の抜けた返事のあたし。



「へっ?じゃなくて

敦史さん、海で溺れている優香を助けてくれたんだよね?」



「うん。そうだけど」


「それが本当に初対面だったって証拠あるの?」


「えっ?分からない…聞いた事ないし…なんで?」



「敦史さん、優香に嘘ついてるとか…

ないよね?」


「嘘?」

敦史が、あたしに?



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