時計仕掛けの宝石箱
‥一体、何が起きている?
‥こんな非現実的な事が、二次元じゃなくて‥俺達のいるセカイで起きるなんて‥。
しかし、夢なら良かったなどと現実逃避していられる程、響也も気楽ではなかった。
とにかく、今の状態からどうやって脱するか。
それが、今の響也の最優先事項だった。
「‥っ‥!?」
角を曲った瞬間、視界の中に薄汚れた壁が飛び込んできた。
無我夢中で走っていたために、行き止まりにぶち当ってしまったらしい。