時計仕掛けの宝石箱








先程の追跡者とは比べ物にならない巨躯。

異常に青褪め、変色した顔‥もう顔と称していいのかも分からないが‥何一つパーツがない。

枯れ枝のような二本の脚の上に乗っている上体には、大きく裂けた口に参列するのは鮫の牙。

その中で蠢いていたのは舌ではなく、無数の腕と‥千切れ捩じれた人体の欠片達。

鼻をつく不愉快な腐敗臭。








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