時計仕掛けの宝石箱
何故転んだりした?

何故ここを突破しなかった?

何故こいつらが此所にいる?



何故?





なぜ?







ナゼ?






目を最大限に見開いた響也は、答えのない公式の<答え>を、化け物に求める。

見つめられた化け物は、照れもせずに響也に上体を近付け‥腕を生やした巨大な口腔をばっくりと開く。

西日が破壊し尽くされた教室を通り過ぎて、響也と蜜羽、そして化け物達を美しくて照らす。






その光景は、神聖な祈りのようで‥残酷な神託だった。





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