時計仕掛けの宝石箱
「動物は自分とは違うものを遠ざけたり、排除したりするものだ。人も、例外じゃない」
「‥そんな」
「同じ生き物の中ですらヒエラルキーが存在するのよ。
異種なんて論外でしょう」
「‥‥」
遠慮なく甘い考えを切られて、蜜羽はしゅんと縮こまる。
そんな蜜羽にエディリーンは、でも、と言葉を繋げる。
「貴方のように、理解がある、優しさがある人がいる事も知っているわ。
私達は決して、人が全てそうであるとは思っていない。ただ、大多数が私達を拒絶するのを知っているだけ。
数で攻められたら、私達は滅ぼされてしまう。だから、世界の裏側で生きて、戦っていたのよ」
果たして、己等が拒絶されると知って、人の為に生きる事が出来る者など、どれほどいるだろうか。
驚愕近い気持ちで、響也はエディリーンを見つめる。
おそらく、まだ自分達と変わらない年頃の少女。にも関わらず、決然とした態度、まなざし。
美しい顔立ちにそぐわない程に、汚染された世界を見てきたのだろう。
「‥そんな」
「同じ生き物の中ですらヒエラルキーが存在するのよ。
異種なんて論外でしょう」
「‥‥」
遠慮なく甘い考えを切られて、蜜羽はしゅんと縮こまる。
そんな蜜羽にエディリーンは、でも、と言葉を繋げる。
「貴方のように、理解がある、優しさがある人がいる事も知っているわ。
私達は決して、人が全てそうであるとは思っていない。ただ、大多数が私達を拒絶するのを知っているだけ。
数で攻められたら、私達は滅ぼされてしまう。だから、世界の裏側で生きて、戦っていたのよ」
果たして、己等が拒絶されると知って、人の為に生きる事が出来る者など、どれほどいるだろうか。
驚愕近い気持ちで、響也はエディリーンを見つめる。
おそらく、まだ自分達と変わらない年頃の少女。にも関わらず、決然とした態度、まなざし。
美しい顔立ちにそぐわない程に、汚染された世界を見てきたのだろう。