やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】


「なぁ~それよりも、大和と龍一、喧嘩してたんだろ?よく、すぐに仲良くなれたな?」



真木ヒナタが不思議そうな表情で2人を見る。



「ん?そうか?別に俺が恨みがあるわけじゃないし、男ってそんなもんだろ?なぁ、龍一。」



組長が執事を見る。



「そうですね。1回喧嘩すれば、相手のことが理解出来ますからね。中途半端に話したりするよりは、すぐに仲良く出来るものですよ。」



執事は、真木ヒナタに説明した。



「ふ~ん・・・そんなもんなんだ。・・・・・ところで、龍一ってSかと思ってたけど、Mだったんだな。・・・この豚野郎って呼んであげようか?」



真木ヒナタが、無表情に執事を見る。



「・・・・・どうして、そうなるのか理解できませんが、SかMかより、ヒナタさんは、どこで豚野郎なんて覚えたんですか?」


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