やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】



心地よい揺れで、ふと目が覚める私。



そして、薄目を開けた目に飛び込んできたのは、至近距離の執事の顔。



(なんで?)



眠っている頭をどうにか回転させて現状を認識する私。



(・・・・・・・・龍一さんが、私を部屋に運んでくれているんだ。)



現状認識にそんなに時間はかからなかった。



お姫様だっこで執事に運ばれている私。



起きた事を伝えるべきかどうか迷うが、あまりの心地よさにそのまま黙って寝たふりを続けた。



私の部屋に到着して、私を優しくベットに寝かせ、布団をかける。

< 104 / 390 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop