やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「何でだよ?小夜、俺の見たくせに!!卑怯だ!!!」
「あれは、見たんじゃありません!真木さんが、無理やり見せたんです!!!」
私と真木ヒナタが、にらみ合う。
「・・・話を戻してもいいですか?」
執事が、怪訝な表情で私と真木ヒナタを見る。
「え、いや、その、・・・すいません。」
私は、小さい体をさらに小さくして謝る。
「それでは、話を元に戻しますよ。ヒナタさんから、どういう処罰が小夜さんに下されるべきか言ってください。」
「無罪!」
真木ヒナタが、断言した。