やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「それでは、次はアッシですね。」
ポチが、立ち上がりアピールする。
「・・・別にポチさんの意見は必要ないですが?」
「・・・お願いします。言わせてください。でないとアッシ、何のためにここにいるのか・・・。」
ポチ、涙目。
「・・・言いたいだけでしたら、言ってください。」
しょうがなく、執事が認めた。
「ありがとうございます。それでは・・・・死刑で。」
「・・・え~・・・というわけで、ヒナタさんとサブさんの意見から、小夜さんは、無罪ということに致します。」
執事が、宣言する。
「よかったな、小夜。」
サブが、涙を流しながら、私の手を握る。