やくざと執事と私【第2部:ラブ&レース】
「そう・・・なんですけど。・・・真木さん焚きつけたの私のような気が・・・花嫁を奪うシーンがある映画のDVD大量に真木さんに渡しましたし・・・」
私は、申し訳なささで、組長の目を直接見ることが出来なかった。
「そうなの?小夜にしては、気の利いたことしたんだな。」
「・・・・あれ?組長、レナさんが真木さん、選んだのが悔しくて落ち込んでいたんじゃないんですか?」
「えっ?何で?あの場面で、俺を選ぶ方が、どうかしてるだろ?」
意外と冷静な組長。
「・・・・それがわかってるんなら、なんで、落ち込んでいるんですか?」
私は、組長に尋ねた。
「・・・・こんなことなら、さっきの美女達についていけばよかったって、後悔してるんだよ・・・・はぁ~・・・俺の理性の馬鹿!・・・本能に従えば良かった。」
組長の言葉を聞いて、私は、少しでも組長に悪いと思った気持ちを後悔した。
その時、教会のドアが激しく開き、ポチが、「火事だぁ~!火事だぁ~!」と叫びながら入ってきたが、ほとんど空になった教会の内部を見て、動きが止まる。
「あれ?結婚式は?」
呆然と私を見るポチ。